「地球ルーツ」が主催する「やさしい日本語」ワークショップでは、日常生活において、外国人と日本人のコミュニケーションにかかわる、ありとあらゆる場面を想定したテーマを設けています。そして、日本に暮らす外国人をゲストに迎え、単なる言葉の言い換えだけではない、「どうすれば伝わるか」を参加者と一緒に考え、実際に外国人ゲストに伝えてみるという、体験型のワークショップです。
地域のカフェから始まったこのワークショップが、学校や企業、自治体へと広がり、誰もがコミュニケーションできる社会、「やさしい日本語」が当たり前に使われる日常をつくっていきたいと考えています。
外国人サポート事業「地球ルーツ」主宰
フリーランス日本語教師
グローバル共創デザイナー
私の原点は、学生時代に経験したオーストラリアでのワーキングホリデーです。初めての飛行機、初めての海外生活、拙い英語ではうまく伝わらず、差別を受けたこと。また、現地でアボリジニーの方やアジア人などへの、あからさまな人種差別を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。
その経験から、「今度は、夢と希望を持って日本へ来てくださる方の役に立ちたい」という想いを抱くようになりました。子育てとフルタイムの仕事に追われ、なかなか踏み出せずにいましたが、58歳での退職を機に大学で日本語教育を学び始めました。ボランティア活動を経験し、2024年より本格的に活動を開始しました。